税理士

「税理士」が行なう仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?

税理士は他の仕事と少し異なり、「税理士法」という法律によってある程度仕事が決められています。

ニュースなどで「税理士法違反で逮捕された」という内容のものが報道されることがありますが、それはつまり、税理士の資格が無いにもかかわらず税務書類を作成したということが問題視されている場合に事件として扱われます。

重要度は全く異なりますが、自動車運転免許を持っていないのに自動車運転をすると捕まるというのと似ています。

無資格ということが問題になる訳です。

 

税理士の仕事は税理士法に触れずには語ることができません。

その法律によると、「次に掲げる事務を行うことを業とする。

「次に掲げる事務」とは「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」のことである。」

そして、この上記の3つについてはさらに税理士法で「無償独占業務」であるという定義がされています。

法律用語が並んでいて難しく思われるかもしれませんが、つまり税理士の資格を持っていないのに、他人の求めに応じて、「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」を行なってはいけない、ということです。

士業は枝分かれが本当に多いため、1度聞いたり、見たりしただけでは、なぜこれが違反なのか分かりにくいことが多々あります。

以下に例を挙げます。

 

「ある会社に属していて、上司から決算書類の作成と申告手続きを頼まれたとしましょう。」

これは税理士の資格がない方でも行なうことができます。

この場合、会社という法人自身のために手続きを行なったことになり、個人が行なう青色申告と同じだからです。

上記の「他人の求めに応じて」税務を行なったわけではないからです。

上司の求めに応じているのではないか?と思われるかもしれませんが、会社は1つの人格という扱いになるため、問題になりません。

 

では、次の場合はどうでしょうか?

「知り合いの個人事業主の決算書類作成と申告手続きを頼まれて、行なった。」

これは違反になります。

なぜかというと、特に雇用されているわけではない人に対して税理士の独占業務を行なったためです。

「特に雇用されているわけではない人」という部分が「他人の求めに応じて」という法律に抵触するのです。

 

難しい事例ですが、このような細かいところに気を配って行わなければならない税務処理を一手に背負ってくれるのが税理士です。

法律に通じている、例えば法学部の方などはこの職種を選ぶと良いかもしれません。