高速バスの運転手の事故について。

3月の初旬に北陸道の小矢部川サービスエリアで高速バスが、大型トラックに衝突する事故が起こりました。この事故によって運転手と起こしに席を立った高校教師の2名が亡くなり、26名の乗客が怪我を負いました。
私は良く関西など行く際に、高速バスを利用するのですが、こうした事故のニュースを見ていると他人事のように思えません。事故から10日すると、だんだん事故の背景が分かってきました。事故を起こしてしまった運転手は、会社の健康診断で、睡眠時無呼吸症候群の検査で要経過観察と診断されていました。それにも関らず、事故当日までに11日連続で勤務にあたっていた事が判明しました。また、昨年12月から今年1月の短期間の間に、13日連続勤務をわずか1日の休みを挟んで、3回も繰り返していたことが判明しました。
今回の事故は、起こるべきして起こった事故と言えます。繁忙期なのかもしれませんが、労使協定を結んでいるからと言って10日以上も連続で出勤させること自体異常です。そもそも健康診断で、睡眠時無呼吸症候群の検査で、要経過観察になっている運転手を長時間の運転する業務に従事させるべきではありません。
この事故を起こしたバス会社は、関連会社も含め、2月だけで40件もの事故を起こしています。この事から考えると、この運転手だけでなく、その他の運転手もこのような重大な事故を起こしてもおかしくない環境だったのです。2011年にも、別の会社によって高速バスによる凄惨な事故が起こりました。今回の事故は、これらの教訓が全く活かされていない結果と言えます。こうした事故を未然に防ぐためにも、国が主導してきちんと監査をさせなければいけません。これらの法令違反があったら、廃業させるくらいの力を持たせ、業務に当たらせるべきだと思います。