コンサルティングでコスト削減を目指す

会社経営をする中で「コスト削減」という言葉は、とても魅力的な言葉だろう。
何にも誰にも頼らず経営していても相当専門知識がないと無駄なコストを永遠に払い続けることになるだろうし、そのことに気づくこともないのかもしれない。
会社経営をするのは難しい。経営者は無駄なコストを払い続けないように、企業は経営をコンサルティングしてもらう。そもそもコンサルティングとは、専門家の立場から相談や指導したりすることだが、税理会計関係なら税理士が、法律関係なら弁護士がそれぞれをコンサルティングしてくれるコンサルタントということになり、コンサルティングは幅広いということがわかる。
私も一般企業で事務経験があるが、そこでは事務用品を無駄に使わないとか、書類は紙ベースではなくデータでとか、節電とか、サービス残業をしないといったことが上司から言われていたが、これは全てコスト削減に繋がるわけだ。ひとつひとつは大したことのないことかもしれないが、こういう行為が大切なのだと思う。
その会社で面白かったのが、電気代をコスト削減しなさいと言われていたのに、ある日トイレにエアータオルが設置された。これは全くもって社長の拘りであり、設置することによって電気代が上がることは必至だったが、そこは日々コスト削減と言っているのだからと、コンセントはいつも抜かれていた。つまり手を洗った後に何にも触れることなく手を乾かせるエアータオルの利点を壊し、手を洗ったあとにエアータオルのコンセントを差して電源を入れてから手を乾かして、再びコンセントを抜くということだ。すると面倒臭さから、社員はエアータオルを使わず、持参しているタオルで手を拭くようになった。そしてコスト削減どころか無駄を増やしている結果になった。コンサルティングしてもらっていれば、おそらく真っ先に取り外されていただろうと思う。
経営コンサルタントには必要な資格はないので必要知識さえあればなれる職業だが、こういう小さいことなら簡単にわかるようなものだ。でも小さいことでもコスト削減のコンサルティングをしてもらえれば、指摘箇所は本当にたくさん出て来そうだ。だからこの先も経営コンサルタントという職業は、幅広く必要不可欠な職業になるのではないだろうか。ということは、コスト削減をするにあたって、まずしなければならないことは、会社経営をコンサルティングしてもらうことなのかもしれない。