給料・報酬が得られる

「あなたが仕事をするのはなぜですか?」

「あなたが働くのはなぜですか?」

誰かにそう問いかけられたら、あなたはそのようにお答えになりますか?

おそらく、「生きるのに必要なお金を得るためだ」とお答えになる方が多いのではないでしょうか?

人間が社会に出て、仕事をする、あるいは働くのにはさまざまな理由があるものですが、やはり生活費を稼いで生きていくのに必要なものを手に入れるためである、と思う方がほとんどでしょう。

お金を得ることが目的ではない、いわゆるボランティアを行なう方も最近では多くなっていますが、そのボランティアに携わっている方も、やはり何かしらの仕事をしているはずです。

ボランティアだけではこの社会で生きていけないからです。

 

仕事をする、働くというのは人間の基本行動です。

ここで、「仕事」という言葉について少し掘り下げて考えてみることにしましょう。

仕事の「し」は、「動作」「行為を行なう」という意味の「為(す)」が変化したものに由来します。

「こと」はそのまま「事」を意味します。

ですから、この成り立ちから考えると。「しごと」というのは「すること」という意味であったということが分かります。

この「すること」は「すべきこと」という考えも含んでいるために、「すべきこと」は生きていくために「すること」ということになります。

生きていくのに「すること」ということは、やらなければいけない事柄、つまり働くことです。

そこから「職業」を指して用いられるようになりました。

結果的に「職業」は「お金を稼ぐために行なうこと」を意味するようになった訳です。

語源に忠実であれば、「為事」が本来の漢字です。

江戸時代、「為る(する)」という漢字は「仕る(する)」という漢字に変化しました。

 

このように、仕事とは本来為すべき事、転じて職業として行なうべき事という意味合いを持つようになったことがご理解いただけたと思います。

本来為すべき事をして、見合った給料や報酬を得ることが仕事であるということです。

お金をもらうことは大前提という考えは確かに間違ってはいませんが、仕事や働くことは生活に直結するものであり、人間の本質に深く関わっているものでもあるのです。